『BE-PAL』の連載「現代の冒険者たち」に栗秋正寿さん登場

アウトドア雑誌『BE-PAL』(2022年9月号)の連載「現代の冒険者たち」に、『山の旅人 冬季アラスカ単独行』の著者・栗秋正寿さんが登場しました。

2022年6月18日に開催されたトークイベント「地球永住計画 公開講演 〜冒険者たち〜 栗秋正寿×関野吉晴」の概要をテキストに起こして収録されたものです。

最終アタックに限らずキャンプ間の往復でも、登りたいとか日程が迫ってきているから行動したいといった人間側の都合に自然は合わせてくれません。だから優先順位は、1 生還、2 楽しむ、3 運が良ければ登頂です。1日の行動時間は4〜6時間以内に抑えて休息を取るよう心がけています。行動できる日でも、自分の持っている体力の半分ぐらいでやめて常に余力を残すわけです。そうしないと、何か起こったときに対処できませんし、3か月近くの長丁場で最後までもちません。そういう、「決して出し切らない」登山だからこそ、生還できたのではないかと思います。

連載「現代の冒険者たち」
連載「現代の冒険者たち」
BE-PAL(2022年9月号)