2021年10月24日、北極冒険家の荻田泰永さんが運営する冒険研究所書店のトークイベントに、『山の旅人 冬季アラスカ単独行』の栗秋正寿さんがリモートで参加。探検家・ノンフィクション作家の角幡唯介さん、荻田さんと、現代日本を代表する3人の「極地冒険家」ならではの密度の濃いクロストークが繰り広げられた。
栗秋さんは、冬のアラスカ登山の過酷さについて、生死を分ける状況判断について、冒険と人生について、緊迫した話題の合間に本気かジョークかわからないユーモアを交えながら、最後はデナリ登山中に作った自作曲をハーモニカとピアノで生演奏。コロナ禍のため少人数に制限していた客席は、予定を超えて3時間半、感嘆と笑いと拍手に包まれて終わった。