
月兎考
なぜウサギは餅をつき
人は月に住みついたか
庄司大悟
本体2400円(税別)
2026年10月31日刊行予定
B6判・並製・208頁(カラー口絵8頁)
ISBN 978-4-910149-07-3 C0044
装画:保光敏将
装丁・組版:閑人堂
インドで火に飛び込み、中国ではカエルと一緒に仙薬を作り、日本で餅つきを始めた「月のウサギ」は、紀元前から多くの詩や物語に登場し、美術品に描かれ、人々に愛されてきた。
なぜウサギは月にいて、餅をついているのか。
その起源と理由を探し求め、歴史と科学、AIによる検証から浮かんできたのは、人間の想像力と自然が「持ちつ持たれつ」で作り上げた豊かな文化だった。惑星科学者が古今東西の文献や図像を渉猟し、人と月とウサギの45億年を旅する。
本書を読み終えて夜空を仰ぐとき、あなたは月に何を見るだろうか。
庄司大悟(しょうじ・だいご)
1986年生まれ。神奈川県出身。東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了。博士(理学)。ドイツ航空宇宙センター(DLR)惑星科学研究所、東京工業大学(現・東京科学大学)地球生命研究所(ELSI)、JAXA宇宙科学研究所研究員を経て、東京大学大学院理学系研究科附属宇宙惑星科学機構研究員。主な研究テーマは、氷に覆われた衛星の内部構造や月の表面変化(宇宙風化)のシミュレーション。著書に 『火星の歩き方』(共著;光文社新書)。
